乱視矯正の重要性
もしかして見逃してる?あなたの見え方、乱視が原因かも!眼鏡合わせの「質」の重要性
皆さん、こんにちは!メガネのイザワです。
眼鏡をお作りになる時、皆さんはどんな風にされていますか?
- 「まずは眼科さんでしっかり検査して、眼鏡処方箋をもらってから」
- 「すぐに眼鏡屋さんに行って、今の見え方を相談しながら」
きっと、このどちらか、あるいは両方という方が多いかと思います。
眼科と眼鏡店、それぞれの役割
もちろん、基本的には眼科さんで目の健康状態をチェックしてもらうのが、一番安心で正しいステップだと思います。目の病気などは、医師の診察でなければ分かりませんからね。目の状況によっては、眼科さんでの治療と合わせて眼鏡の度数を検討することも大切になってきます。
一方で、「見え方」をあなたの生活に合わせて調整していくのは、私たち眼鏡屋の得意分野でもあります。「ん?なんだか見えづらいな」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちのところで詳しく見え方を伺った結果、「これは一度眼科さんで診てもらった方が良いな」と判断して、眼科受診をおすすめすることもあります。眼科さんと連携しながら、あなたの「見る」をトータルでサポートできたらと思っています。
意外と見過ごされがち?「乱視」の話
さて、今日特に皆さんに知っていただきたいのが「乱視」についてです。
たくさんの方の眼鏡を見させていただいたり、見え方のご相談を受ける中で、意外と「乱視の度数がしっかり矯正されていないな」と感じることがよくあります。
確かに、眼鏡の度数を決めるとき、「乱視」の度数って慣れるまで少し違和感を感じやすいのも事実です。だから、「違和感が出るくらいなら、乱視は軽くしておこうか」「入れなくても見えるからいいか」となるケースもあるのかもしれません。
でも、乱視があるのに矯正しないままだと、どうしても見え方が「それなり」になってしまうんです…。
「違和感」と「鮮明さ」、どちらを選びますか?
「少しの違和感はあっても鮮明に見える」のと、「違和感はないけれど何となくボヤけて見える」。
この二つを天秤にかけて、どちらが良いかをしっかり検討することが、快適な眼鏡を作る上でとても重要だと私たちは考えています。
もちろん、乱視だけが原因で見えづらいわけではありません。近視や遠視など、他の度数とのバランスも取りながら、あなたにとって一番快適な「見え方」を探していく必要があります。
あなただけの「見え方」は十人十色
そして、大切なのは「あなたの」見え方であるということ。教科書通りに「この度数ならこうすればOK」という単純な世界ではありません。
- どんな時に一番見づらいと感じる?
- 普段、どんな環境でどれくらいの時間、目をよく使う?
- 遠くを見る:運転が多い?自転車?歩きや電車移動が中心?
- 近くを見る:仕事でPC作業?モニターの距離は?細かい書類を見る?スマホやタブレットがメイン?
このように、一人ひとりのライフスタイルや「見る」環境は全く違います。
特に、遠くを見る時間が長い方でも、近くを見る時間が長い方でも、乱視の度数は見え方に大きく影響する部分なんです。
「視力1.0だから大丈夫」は本当?視力検査の落とし穴
今お使いの眼鏡の見え方に不満があってご来店される方の多くが、実は「矯正すべき乱視の度数が十分に眼鏡に入っていない」というケースが結構多いんです。
特に弱い乱視の場合、「眼鏡に入れても入れなくても、視力検査の輪っかの切れ目の見えるか見えないかは変わらない」なんてことも普通にあります。だから、「視力が〇〇出てるから大丈夫でしょう」と判断されてしまうことがあるのかもしれません。
でも、思い出してみてください。視力検査で使う、あのひらがなや輪っかを見る検査って、あくまで「どれくらい小さいものが見えるか」という、**客観的に測るための「物差し」**に過ぎません。
視力検査の結果だけで「見え方の全て」を評価するのは、眼鏡を作る上では少し危険だと私たちは考えています。
例えば、あの輪っかの検査。切れている方向が分かれば、たとえ少しボヤけていても「同じ視力」と判定されます。でも、下のイラストのように、はっきりクッキリ見えるのと、何となくボヤけて見えるのとでは、見え方の「質」が全く違うことが分かりますよね。


「この視力が出てるからこれで完璧!」なんて、一概には言えないんです。
見え方の「質」があなたの疲れを変える!
例えば、パソコンを使って間違えられない文章や数字を入力する仕事をされていると想像してみてください。
少しボヤけながらも「たぶんこれだろう」と見ているのと、ハッキリと文字や数字を判別できるのとでは、頭や目の疲れ方に大きな差が出ると思いませんか?
同じ「視力」だったとしても、このように見え方の快適さやクリアさは、眼鏡の度数、特に乱視の調整の仕方で大きく変わってくるんです。
まとめ:あなたの「見る」をもっと快適に!
もし今、眼鏡の見え方に何かしら不満を感じているなら、それは単に視力が出ているかいないかだけでなく、乱視を含めた**「見え方の質」**に原因があるのかもしれません。
私たちは、視力検査の数値だけでなく、あなたの「見る」環境やライフスタイル、そして何より「あなた自身がどう見えていると感じているか」を大切にしながら、ぴったりの眼鏡探しのお手伝いをしたいと思っています。
「私の乱視、どうなんだろう?」「今の眼鏡、なんだかスッキリしないな…」そう感じたら、ぜひ一度ご相談ください。あなたの快適な「見る」生活のために、一緒に最適な眼鏡を見つけましょう!