跳ね上げメガネはご存じですか?
跳ね上げメガネとは昔からある方式のメガネですが、もともと遠近両用が現在のように進化していない時により見えやすくする為にとられた方法の一つです。
最近では遠近両用や中近両用の発達と、メガネを跳ね上げて見ること自体が見た目が良くないなどの理由も含めてあまり見かけなくなりました。
しかし、眼の状態(近視などの状態)や使用状況によっては使いやすく、遠近や中近の累進多焦点レンズだけで済ませるよりも快適な視界が得られる場合があります。
以前に「全視界眼鏡」というのが流行りましたが、遠近両用等で苦労されている方はまだまだいらっしゃると思います。
メガネのイザワでは、遠近両用や中近両用も含めてお客様の眼の状態や使用環境に応じて跳ね上げめがねのご提案もさせていただくこともあります。
それと最近の跳ね上げ式めがねは機能性ももちろん、デザイン的にもかっこよく掛けられるフレームが多くなってきましたのでよりおすすめしたいと思います。
跳ね上げフレームも様々種類があります
跳ね上げ眼鏡の有効な活用方法は多種多様に考えられるので簡単にお伝えすることができないのですが、ある程度パターンを絞って例を挙げてみたいと思います。
一般的な使い方
近視系の方裸眼状態で手元がよく見えて、テレビや外出時離れた距離が見えにくい方、近視のレンズを入れて遠くを見えるようにし、手元を見るときだけ跳ね上げて使用する。 この方法が一番一般的な跳ね上げメガネの使用方法かと思いますが、通常の生活の中で頻繁に遠方⇔近方の切り替えがない限り通常のメガネを掛け外しして対応する方も多いと思います。 例えば仕事上などで遠方⇔近方の切り替えが多い場合などは跳ね上げメガネが有効です。 |
遠視系の方裸眼状態で遠方がよく見えて、手元を見るときにレンズを通して見る方、近方用レンズを入れて近くを見えるようにし、遠くを見るときに跳ね上げて使用する。こちらも上記同様遠方⇔近方の切り替えが頻繁な場合に重宝します。近視系の方に比べて遠視系の方のほうが通常生活の室内などで使うときは跳ね上げメガネの効果を発揮しやすいです。少し高度な使用方法としてここからはお客様の眼の状態等によって提案の仕方が変わってくるので一概に言えない部分が多く含まれるとお思いますが、考えられる状況として参考になれば・・・ 比較的強い近視系の方裸眼状態では遠方が見えにくく近方は30cm以内まで持ってこないと見えにくい、ただ30cm以内まで対象物を持ってくるとよく見える方は、跳ね上げメガネに遠近両用レンズを入れて通常生活の遠方⇔近方はレンズを通してみる。(通常生活の近方とは一般的な読み書きを指します) そこから更に仕事上細かい物を見る場合、商品の傷の確認や裁縫など細かい針仕事などの場合は跳ね上げて裸眼で見る様な場合は遠近両用+跳ね上げメガネが有効です。今まで遠近両用を試したけど使いこなせないという方(近視系)遠近両用は遠くの度数と近くの度数に差があればあるほど違和感に繋がりやすいレンズです。一旦使いこなしてしまうと比較的その歪みを感じにくくなることが多いですが、なかなか慣れられない方にへ近くの度数を弱めにし遠近レンズの装用感を良くすると日常かけやすくなります。 遠方は見えやすくなるのはもちろん近方度数が弱くても少し離し気味に見ることによってちょっとしたものは見えます。それでも見えにくくなるような部分はメガネを跳ね上げて裸眼で見ることによって手元の視界も確保できます。 近くは見えにくくないという方にも!!一般的に跳ね上げメガネは遠近両用を使われている方や近くが見えにくいという方専用と思われがちですが、デザイン性も様々なかっこいい跳ね上げがたくさん出てきているのでもっといろいろな方に使っていただきたいと思います。 そんなかっこいい使い方の例としてドライビンググラスやフィッシンググラスとしてサングラスは眩しい時に掛けますが、ドライブしていると様々な光の状況に直面します。 トンネルに入ったり、木陰に入ったり・・・ そんな時にわざわざサングラスを外してどこに置こうか迷ってるとまたすぐに光が差してきたりします。 ハネ上げサングラスにしておけば暗くなったら簡単に跳ね上げてまた明るくなったらレンズを下げるだけ!! 常に前方を注意しながら行えるので運転の安全性も確保します。フィッシンググラスとしては餌をつけたり仕掛けを作るときには濃い目のサングラスレンズを通すと見えにくくなります。手元作業をするときには跳ね上げて、糸をたらしてる時にはサングラスレンズを下げるだけ、濡れた手でサングラスを掛け外しするとレンズも汚れたり視界が悪くなり煩わしい経験ありませんか?ハネ上げサングラスはそんな煩わしさも解消してくれます。この中に少しでも気になるような使い方があったらぜひご相談ください、お客様の眼の状態と使用状況を確認し様々な使い方をご提案できます。 |